私たちは普段、服を着た状態で汗をかきます。なので、汗対策には洗剤選びがかなり重要になります。
臭いはどこからくるのか?
発生原因としては、衣類が汗を吸い取り、いずれ蒸発していくのですが、その前の段階において、皮脂・汗を栄養にしてにおいを発生させるもの、それは“細菌”です!
Q.汗をかいて乾いた服から、ニオイを感じることはありませんか?
Q.そのニオイが、洗濯をしても取れていないことはありますか?
衣類についたニオイにお悩みの方のために、洗剤のことから洗い方まで、役に立つ情報をお届けします。
汗の臭いをきれいに消す洗剤とは?
①綿・麻のシャツに適しているもの
1「花王 アタック消臭ストロングジェル」(弱アルカリ性液体洗剤)
2「花王 アタック高浸透リセットパワー」(弱アルカリ性柔軟剤入り粉末洗剤)
3「花王 アタック高活性バイオEX」 (弱アルカリ性マイクロ粒子粉末洗剤)
4「LION 消臭ブルーダイヤ」(フラボノイド成分配合,弱アルカリ性粉末洗剤)
5「トップ ナノックス」(中性コンパクト液体洗剤)
②おしゃれ着に適しているもの
1「花王 エマール」(中性液体洗剤)
2「LION アクロン」(中性液体洗剤)
3「サンスター ドライアップ」(ドライマーク可,柔軟剤入り液体洗剤)
③洗濯洗剤の「補助」に適しているもの
1「みつばちロード 魔女っ粉」(シルク不可,粉末アルカリ性補助洗浄剤)
2「花王 ワイドハイタ―EXパワー」(色柄・毛・シルク可,酸素系漂白剤)
3「LION 手間なしブライト」(色柄・毛・シルク可,液体酸素系漂白剤)
ふつうの洗剤でも【取れない臭い】を落とすコツ
洗剤にこだわらずに、少しの手間でニオイを消す洗濯法があります。
代表的なのが、煮洗いです。
手順としては、
1.ステンレスかホーロー鍋と、洗濯用粉洗剤を用意します。
2.鍋に水を入れ、表示通りの量の洗剤を溶かします。
3.煮洗いする衣類を入れ、弱火で30分程煮ます。
4.脱水・すすぎ(洗濯機で行うといいですね)をします。
かなり手間がかかる方法ですが、頑固な臭いはここまですると取れてきます。
しかし、冬ものは鍋に入りませんし、出来そうなものと言えば夏物のシャツや短パンくらいでしょうか?
ただ汗の臭いがとくに気になるのも夏だと思いますので、臭いがどうも頑固だという時は試してみてはいかかでしょうか?
こちらの動画でも煮洗いについて面白く解説しているのでおすすめです↓
きつい臭いが取れる洗濯7つのポイント!
POINT1.
洗剤は表示通りの量で大丈夫です。
POINT2.
色柄用の液体漂白剤をつけて白くなる部分は、皮脂が繊維にしみこんでいる所なので、軽くもみこんでから洗濯槽に入れます。
(コンタクトレンズ洗浄液の“空き容器”に、色柄用液体漂白剤を入れておくと、首回りや脇の部分などにかけるのに便利ですよ)
POINT3.
できるだけ早く乾く所で干しましょう。湿気のある部屋では雑菌が発生し、臭いが発生してしまいます
部屋干しの日は、換気扇の近くに干場があると良いです。
場所的に難しい場合は、乾燥だけをコインランドリーでするという方法もおすすめです。
POINT4.
“すすぎ”では、皮脂や細菌が付着しないよう、風呂の残り湯は使わず、きれいな水で行いましょう。
POINT5.
“洗い”に風呂の残り湯を使う方は、お酢(約200cc)かミョウバン(約50g)を入れて入浴することをおすすめします。
理由は
- 風呂上がりの皮膚が清潔になる
- 衣類の洗浄力が高くなる
- 酢の力で洗濯槽内の掃除になる
POINT6.
洗濯機は、いつもきれいにしておきましょう。
洗濯槽は“カビ”が繁殖しやすく、洗濯物の臭いの原因にもなります。
意外と多いのが、この洗濯機の臭い移り。洗濯機を放置していると汗とは違う独特の臭いが衣類についてきます。
また、汚れつまりで故障を招いてしまうため、およそ2か月ごとに“洗濯槽クリーナー”などで掃除をすることをオススメします。
掃除方法ですが、市販のクリーナー剤でなくとも、重曹・お酢でも洗濯槽そうじができます
*「重曹」で掃除するやり方
- ごみくず取りネットが装着されていたら、はずします。
- お風呂場などで泡状カビ取り剤をスプレーして時間を置きます。
- その後、ブラシ(使用済み歯ブラシなど)で汚れを落とし流します。
- さらに200cc程度の重曹を、高水位まで水を入れた洗濯槽に入れます。
- “洗い”の運転をし、2~5時間放置します。
- 水に浮いてきた汚れを、風呂用ごみすくいネットなどですくいます。
- 脱水→すすぎを2~3回繰り返して、汚れが浮いてこなくなれば完了です。
*「お酢」で掃除するやり方
- ごみくずネットを上と同様に掃除します。
- 高水位まで水を入れた洗濯槽に、200~400cc程度のお酢を入れて“洗い”運転をします。
- 2時間ほど放置したあと、運転しすすぎます。
- お酢掃除では、何度も繰り返す必要はありません。
POINT7.
洗濯した服に雑菌を増やさないために、脱水したら槽内に放置せず、すぐに干し、洗濯機のふたは開けておきましょう。
洗いっぱなしもよくありません。洗濯物は後回しにせず、すぐに干しましょう。
まとめ
皮脂や細菌による臭いは、汗の質にもよりますが、繊維の奥に潜んでいて洗ったつもりでも落とし切れていない場合があります。
綿・麻の衣類には、主に弱アルカリ性の粉洗剤がおすすめで、“色柄用液体漂白剤”を洗濯の補助に使用すると、消臭効果がアップしていいですね。
また、シルク・ウールなどを自宅で洗う場合は、“おしゃれ着用”の中性洗剤を選び、やさしくゆっくりの水流で洗いましょう。
洗剤にお金をかけるより、手間をかけてニオイをなんとかしたいときは、「煮洗い」というやり方があるということがわかりました。
いつも使う洗濯機の衛生を保ち、乾きの良い場所で洗濯物を干すようにして、臭いの心配をすっきりさせましょう!
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