風邪をひいてしまった!または、ひきそうだなぁって時どうしたらいいか悩みますよね。
明日休むわけにはいかないし。。何とかして今日中に治したい!
今回は私が看護師の友人から聞いた話と実体験から自宅で風邪を早く治す方法についてまとめみました。風邪を悪化させたくない人はぜひ参考にしてみてください。
Contents
風邪をひきやすいタイミングとその原因
風邪はなぜ引いてしまうのかというと、結論からいえば、
「不規則」な生活リズム
にまとめられます。
一般的な風邪は喉にウイルスが感染して起こりますが、基本的には免疫細胞にて守られているので、風邪まで発展する事はありません。
ではなぜ、風邪まで発展するかというと、
「免疫力が落ちた」
からなんですね。
なので風邪をひくタイミングは、「不規則が続いたあと」で、その原因は「免疫力の低下」によるところが原因です。
免疫力が落ちる原因は、
・低体温
・睡眠不足
・偏った食事
・ストレス
などがあります。
たとえば、体温が1℃下がると免疫力は、約40%も低下します。体温は平熱36度5分くらいの方は、35度まで体温が下がると風邪を引く確率がぐっと上がります。体を冷やしてはいけない理由はこういう事なんですね。
さらに、5時間以下の睡眠不足になると、睡眠時間が7時間以上の方に比べて約4倍以上も風邪にかかりやすくなったというデータもあります。
食事面でも外食を続けていれば、必然的に緑黄色野菜の摂取量が減り、免疫機能に関係するビタミンAやビタミンCなどのビタミン類が不足し、慢性的な疲労、免疫力低下を招いて風邪を引きやすくなります。
そして、意外かもしれませんが、ストレスは体の免疫力に深くかかわっていて、風邪だけでなく、さまざまな病気の引き金になる高いリスクを持っています。
実際、私も仕事のストレスと家庭でのストレスが重なった時期に、39度以上の熱が出た風邪を1週間もひきました。体重が激減し、1か月はまともに仕事できなかったですね。
つまり、風邪を早く治すには、
・体温の調整
・睡眠の調整
・食事の調整
・ストレス解消
の4つの中から自分に当てはまる原因と改善し、免疫力を高める必要があるという事になります。
では、私が看護師の友人から聞いて実践している、自宅で実践できる簡単な風邪の治し方を紹介したいと思います。
【風邪を早く治す】ための体温の調整
風邪を早く治すために絶対にやってはいけないのが、
NGな行動!【解熱剤を飲む】
という行為です。
熱が上がり体温が高いからと言って、解熱剤を飲むと、熱による免疫機能が低下し、ウイルスと戦うものがいなくなってしまいます。
37度以上になると通常より400%UPで免疫力が上がり、体内のウイルスを撃退してくれます。ウイルスがまだ繁殖している初期に熱を下げた場合、免疫力も下がるので、なかなか治りにくくなってしまうんですね。
正しい体温調整は、
・通気性の良い下着を重ね着
・重すぎない布団をかける
・汗をかいたら素早く拭く
この3点が重要です。
通気性がいい下着をきる事で、体周りの温度や湿度を維持しやすい目的があります。ごついベストなんか着て寝ないようにしてくださいね。
普通のインナー二枚重ねと普通のパジャマでそこそこ快適にできます。
重すぎない布団というのも、温度や湿度を維持しやすいためです。暖かくしないと思い、布団を二枚がけなんかはしないでくださいね。
重たい布団が体にのっていると、湿度などが維持できず、不快な環境になるので、睡眠に影響が出てしまいます。
まずタオルケットをかけて、次に毛布もしくは布団のように薄いものを重ねて置くといいですよ。
汗をかいたらタオルでしっかり拭きましょう!
汗は体温調節に必要ですが、これは熱を下げる行為なんです。
体がまだだるい、食欲がない、寒気がある、など風邪症状が続いているならば、汗はすぐに拭いて、体温の低下を防ぎましょう。
あと単純に汗びっしょりだと不快ですしね。睡眠が妨げられます。それでは回復も遅くなってしまうので、よく寝れるように汗はこまめに拭くことをおすすめします。
【風邪を早く治す】ための睡眠の取り方
風邪を早く治すための睡眠の取り方としては、
・温度/湿度など環境を整える
・体をあたためる
・スマホは見ない
などこの3つが大事になってきます。
寝るために適した環境にする
電気をつけたままにしたり、音楽をかけたままだと当然、ぐっすり熟睡できません。
目や耳もゆっくり休ませてあげるためにも、音楽は止め、部屋の電気は真っ暗にして眠りにつく事は基本的な事ですが、快適に寝るためには、心地よい温度/湿度設定が大事です。
よく熱がでてると体が熱くなってくるので、扇風機やエアコンを使用して、温度を下げてしまいがちですが、それでは、免疫を下げる冷えの原因ともなり逆効果です。
適温としては、夏が25度~27度くらい、湿度が50~60%がベストになります。
理由は、この温度に設定する事で布団の中が33度程度になり、眠りにつく最適温度になるからなんですね。
確かに夏に寝る時は、少し涼しいくらいの部屋に薄いかけ布団を掛けて寝ると気持ちよく寝られます。
夏場は、暑くてもエアコンは27度くらいにしておき、扇風機はやめておくのが正解です。
冬場は、布団をかぶせ過ぎなければ適温を布団の中で作れます。布団は重たいかけ布団を重ねないようにし、暖房も温度を上げ過ぎないようにしましょう。
また冬場は乾燥して湿度は10%台まで急降下するので、湿度維持も大事になります。
湿度50%~60%を維持するには、加湿器をかけておくのが一番簡単ですが、加湿器がなくても湿度は適度に保つ事ができます。
それはたった2つのアイテムで可能です。
・バスタオル
・マスク
この2つがあればOKです。
方法は簡単。
マスクをして、バスタオルを濡らし、寝る場所の近くに干すだけ
バスタオルのような大きなタオルを濡らして近くに置いておくと、それだけで湿度は60%近くまで上昇します。また顔周りをマスクで覆う事で一番乾燥を防ぎたい口の中も一定の湿度を保ってくれます。
一つだけ注意点として、部屋の換気をすると約10分くらいで、湿度は10%ほど乾燥します。
冬場は外が乾燥しているので特に部屋の湿度は乾燥しやすくなります。寝る時は頻繁な換気はやめておきましょう。
体をあたためる
睡眠に入るために効果的なのが体をあたためることです。
・カイロを首後ろに貼る
・首周りにタオル
・ネックウオーマーをまく
など、体の外からあたためることが大事です。
特に首後ろは体温調節機能というものがあり、ここを温めると全体的に体温が上がりやすくなります。
方法は、カイロやタオル、ネックウォーマーなど自由ですが、自宅にあるもので対応してみてくださいね。
私のオススメは、カイロですね。カイロは服の上からうなじのあたりに張っておきます。するとじわじわ体が温かくなってくるのが分かります。
タオルやネックウォーマーはそれ自体が熱があるわけではないので、少し即効性にかけますが、寝る時なんかにはオススメかもしれませんね。
ちなみにカイロは寝る前に外してくださいね。低温やけどしてはいけないので。
他にも定番の暖かい飲み物を飲むなども効果的なのでオススメです。
体をあたためる飲み物としては、
・ホットウーロン
・紅茶
・生姜湯
・ハーブティー
・ホットミルク
・ココア
などがあります。
紅茶や生姜湯は血行をよくし、代謝を高めてくれます。
ココアに入っているポリフェノールという成分は、血管を拡張してくれる働きがあり血行もよくなり、体があたたまります。
お酒などのアルコールはNGです。体はあたたまりますが、寝つきにくく、トイレが近くなったりするので、風邪の時には控えるようにしましょう。
スマホは見ない
寝る前にスマートフォンやパソコンを見ると寝付けない!そんな経験をした方もおおいと思います。
スマートフォンなどの光を見ると、目も疲れますし脳も興奮状態となってしまいますので、眠る前には見ないように心がけましょう。
なぜなら、スマートフォンに使われているブルーライトは、網膜の強い刺激を与え、自律神経を興奮させてしまうからです。
その刺激は、寝る前のメールチェックや目覚ましセットのほんの1秒でも起こります!
風邪なんか引いてずっと横になってると、つい暇でスマホをずっといじったりしてしまいますよね?
あれだとなかなか眠りにつけなくなってしまうので、しっかりと睡眠をとるならスマホやPCは風邪を引いた時はおいておきましょう。
おすすめの快眠アイテム
マスク
マスクをして寝ると口の乾燥を防ぐことができ、朝おきたときの喉の痛みなどが軽減されます。
最近では、濡れマスクなど口の乾燥に特化したものもあります。
「マスクをしたまま寝るのは息苦しい!」と思っている方は鼻にはマスクを被せず口だけを覆う形にすると、だいぶ息苦しさが解消されますよ。
加湿器
いい睡眠をとるために適切な温度が大事ですが、もちろん湿度も重要です。
そのために寝る前には加湿器を部屋にセットしてから眠るようにしましょう。空気や口の中の乾燥をふせぐことができます。
また、空気清浄機もついている加湿器も売っているので、空気清浄機も一緒につけてウイルスなどもよせつけない部屋作りをしていきましょう。
【風邪を早く治す】ための食事
風邪を早く治すためには、食事も大事です。
風邪をひくという事は免疫力が低下している状態なので、食事は免疫力を向上させてあげる食べ物がおすすめです。
中でもビタミンAやビタミンCは、白血球の働きを強化し、免疫力を高めてくれるので、風邪の回復を早めてくれます。
ビタミンC・ビタミンAを多く含む食べ物としては、
・レモン
・いちご
・キウイ
・ジャガイモ
・ピーマン
・ブロッコリー
・にんじん
などがあります。
酸っぱい系の果物に多い感じですかね。
風邪のひき始めは調子が悪いので食欲もないと思います。なので、食べやすい物を食べることが大事です。
私はイチゴが好きなので、とりあえずイチゴは3食ごと毎回たべます。
キウイなんかはスーパーフルーツとしても有名で、酸っぱ過ぎず、甘過ぎず多くとても食べやすいのでこれもおすすめです。
いろいろ、食べやすいものの代表として
・うどん
・おかゆ
・はみちつ生姜湯
なんかはありますが、ちょっとひと手間かかりますし、一人で住んでいる時はとりあえず果物と水分補給をして、よく寝てましたね。
これだけでも十分効果はあります。
これだけは実践して頂きたいのが、風邪を引き始めたなと思った時は、3食きっちりビタミンC・ビタミンAを取ってください。
理由は、ビタミン系は約3時間くらいですべて外に出てしまうから。。
毎食たべて免疫力を高めていく事が大事です。
もちろん、食べられるならビタミンがよく入った食べ物を調理して多く摂取したほうがいいです。
しかし、風邪のひきはじめは、ウイルスと戦っている状態のため、消化にエネルギーを持っていき過ぎると、ウイルスとの戦いが鈍くなり、回復が遅くなってしまいます。
なので、早く治すなら無理にお腹いっぱいに食べ過ぎたり、消化に悪い油を使った料理なんかを食べる事はないです。
【ストレス解消法】
ストレスの種類は大きく分けて4つあります。
・心のストレス
仕事やプライベートでの人間関係・コミュニケーションでのストレス
・体のストレス
ケガや病気、ちょっとした靴ずれなどでもストレスになります
・環境のストレス
暑かったり寒かったりする温度差やひどく不快になるほどの湿度など屋内外の環境によるもの
・科学的なストレス
たばこや薬、食品添加物などによる人為的なもの
風邪をひきやすいのが【心のストレス】です。
心のストレスは免疫力がガタ落ちです。ストレスを受け続けると気づかないうちに体の防衛力がなくなって、風邪をひきやすくなってしまいます。
心のストレスは、正直一晩でどうにかなるものでもありません。
悩みは人それぞれでしょうし、その悩み自体が解決もしくは気にならないようにするには、直接その悩みをどうにかする必要があるからです。
ただ一時的にその【心のストレス】を外す方法はあります。それは、
【瞑想】
です。
瞑想といえば、何か難しいそうなイメージがあるかもしれませんが、意外に簡単です。
また瞑想には、ストレス解消だけでなく、風邪にも効果的な理由があります。
瞑想のやり方ですが、
目を閉じて、深く息をし、何も考えず、10分ほど落ち着く
だけです。
コツは、自分の呼吸にだけ意識を持っていく事。
瞑想中は何も考えてはいけません。酸素が体に入って、出ていく事だけを意識してください。
これが出来れば、自律神経が整い、免疫力強化になります。
瞑想は風邪により乱れた自律神経を正す効果あり、回復を早めてくれます。
また普段から習慣づけていければ、風邪予防だけでなくストレス解消にもなるので、まさに一石二鳥な方法なのでおすすめですよ。
まとめ
風邪は引き始めが肝心です。悪化させてこじらせないためにも、最初の自宅での対応がその後に効いてきます。
風邪をひく原因としては、不規則な生活による免疫力低下があり、
その免疫力が落ちる原因は、
・低体温
・睡眠不足
・偏った食事
・ストレス
この4つが主になります。
なので、風邪を早く治すためには、
・体温の調整
・睡眠の調整
・食事の調整
・ストレス解消
この4つを行う事が重要になります。
まずはこの4つの事に自宅では気を付けてみてください。
対応をしっかりすれば、引き始めの風邪であれば一晩でよくなる事もよくあります。ぜひ試してみてくださいね。
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