暑い夏がやってきます。暑い夏になると必ずと言っていいほど熱中症で救急車搬送になったと言う話を聞きます。
熱中症の症状は、頭痛や吐き気、意識障害、発熱などがあげられますが、この他にもあまり知られてはいないのですが、手や足がつる場合もあります。
そこで今回は、熱中症で手や足がつってしまったときの正しい処置の仕方をご紹介しましょう。
【熱中症で手や足かつる】正しい5つの処置
まずはじめに、なぜ熱中症で手や足がつるのでしょうか?
- 水分不足
- ミネラル不足
この二つが考えられます。
温度や湿度が高いと汗を大量にかきます。そのため水分不足になり、血液がドロドロになってしまい血流が悪くなります。
このため、筋肉に必要な栄養や酸素が行き届かなくなり筋肉が硬直してしまい、手や足がつってしまいます。
また、汗をかくことで筋肉に大切なミネラルも一緒に出てしまいます。ミネラルは筋肉の柔軟にする働きがあるのですが、不足することで手や足がつってしまいます。
手や足がつるのは熱中症の初期段階です。
熱中症が酷くならないためにもこの初期段階で正しい対処の仕方をしておきましょう。
正しい対処方法ってどうするの?
素早く治して痛みを取るための正しい対処法についてご紹介します。
1:つった場所をゆっくりと伸ばす
2:日陰や涼しい場所に移動する
3:熱中症は冷やすが基本ですが、つる場合は冷やす必要はない
4:水分補給をする
5:症状は数分から数時間で回復しますが、改善しない場合は救急車呼ぶ
この5つが正しい対処方法です。
もう最後の最後、どうしても引きつる時は救急車とまではいかなくても病院に行ってください。しかるべき点滴などの処置をしてくれます。
この5つの対処方法が大事な理由
1:つった場所をゆっくり伸ばす
手足がつった場合、ゆっくりと伸ばしてストレッチやマッサージをしましょう。
そうすることで身体の神経回路を目覚めさせて【つる】症状を緩和させることができます。
2:日陰や涼しい場所に移動する
熱中症の初期段階で、十分に身体を冷やすことが大事です。
日陰や涼しい場所に移動してゆっくり休むようにしましょう。
3:つった箇所は冷やさない
熱中症は冷やすが基本ですが、つった場合はつった箇所をは冷やす必要はない
つる症状は、筋肉が硬直して起こります。
つった箇所を冷やすと、筋肉は硬直したままつる症状がおさまらなくなってしまうので、つった箇所を冷やすことはやめましょう。
しかし、熱中症の症状が進んでいる場合はこの限りではありません。
4:水分補給をする
熱中症で汗をかくことで、ミネラルも一緒に放出してしまいます。
ミネラル不足でつる症状が起こることもあります。ミネラルは筋肉を収縮してくれる作用があるので、水分補給が大事になってきます。
スポーツ飲料には糖分も入っているので、身体への吸収率が水よりもいいです。スポーツ飲料を飲むようにしましょう。
5:症状は数分から数時間で回復します
改善しない場合は救急車を呼ぶ。
つる症状が回復しなくて、意識が朦朧となる等の症状が出た場合は速やかに救急車を呼びましょう。
以上、5つの正しい理由でした。スポーツや炎天下の元、汗をたくさんかいて手足がつった場合は、つった箇所を冷やすことはやめましょう。
しかし、つる意外の症状がでている場合はこの限りではありません。
まとめ
以上、手や足がつる熱中症の正しい処置方法をまとめてみました。
5つの処置方法とは?
1:つった場所をゆっくりと伸ばす
2:日陰や涼しい場所に移動する
3:熱中症は冷やすが基本ですが、つった場合はつった箇所を冷やす必要はない
4:水分補給をする
5:症状は数分から数時間で回復しますが、改善しない場合は救急車呼ぶ
スポーツや屋外での作業で手足がつった場合は以上の対処方法を試してみてください。すぐに対処することで数分から数時間で改善されます。
改善されない場合は速やかに救急車を呼んで病院にいくようにしましょう。
暑い夏がやってきます。くれぐれも熱中症には気をつけるようにしてくださいね。