風邪で下痢がひどい時、食欲は落ちてしまいますが、水分を多くとり、胃腸に優しくて消化のいい物を選んで食べるのがいいでしょう。
今回は、風邪で下痢がひどい時のおすすめメニューを紹介します。
なぜ風邪を引くと下痢になるのか?
風邪をひくとお腹が痛くなり下痢を起こします。その多くは夏風邪をひいた時におこります。
これは、夏の暑さと湿気を好むウィルスの増殖が原因です。
夏の暑さと湿気を好む2つのウィルス
・アデノウィルス
この2つのウィルスが腸にとどまって増殖をして、腹痛の症状が起こり下痢になってしまいます。
お腹を下している時に取りたい食材とは?
次にお腹を下している時に取りたい食材を調べてみました。
お腹を下している時は、一度にたくさん食べるのではなく、様子をみながら少量を数回にわけて食べる事をお勧めします。
・じゃがいも
・はちみつ
・バナナ
・リンゴ
・ヨーグルト
・うどん
お腹を下している時はとくにこれらの食材がおすすめです。
ひとつずつ理由を上げてみると、
ニンジン
水溶性の食物繊維は弱った腸を回復してくれる作用があります。
ニンジンに含まれている水溶性食物繊維とは、ペクチンと呼ばれ消化器系の粘膜を保護してくれる役割があるので、下痢で弱った腸にとても効果的なんです。
にんじんの食べ方ですが、肉じゃがとかおすすめですね。
お腹を壊している時は温かい料理が基本ですし、それを考えると肉じゃがは焚いてある料理で、ニンジンも柔らかくなって食べやすいです。
なにより和風の味付けは、刺激がすくなく腸に優しいです。
じゃがいも
じゃがいもにも水溶性食物繊維のペクチンが含まれています。腸を保護してくれる食材です。
またじゃがいもは、満腹感が得られるので、下痢がひどく少ししか食べられない時におすすめです。
じゃがいもは、蒸かして食べると柔らかくて消化にやさしいですよ。味付けは塩でも十分おいしいです。
調子が悪いときはシンプルなものが食べやすいですよ。
はちみつ
整腸作用・消化吸収にすぐれた食品、食べてすぐに体に浸透して弱った体を回復に向かわせてくれます。
ビタミンB群の働きで、美容効果もあるので、下痢で肌が荒れたりしている方におすすめですね。女性の方は嬉しいですね。
ハチミツは万能ですね。私は寝る前にはちみつをヨーグルトに入れて食べています。ヨーグルトとはちみつでお腹の調子を整えると翌日は絶好腸です!
もしヨーグルトはちみつを試すなら、温める事がポイントです!
1分程度でいいのではちみつを入れたヨーグルトを温めてください。冷たいヨーグルトはやはり腸に負担がかかるのと、冷たいヨーグルトにはちみつをいれると固まってしまうので温めるといいです。
バナナ
ペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維を含み、整腸作用と粘膜を保護してくれます。
下痢のときにだけでなく、便秘にも効果的な食べ物ですね。
バナナは、ホットスムージーがおすすめです!いわゆるバナナジュースのホットですね。
バナナは食べようと思うと結構つらいですから、ドリンクにするとおすすめです。
簡単レシピを載せておきますね。
バナナホットスムージー
<材料>
・プレーンヨーグルト 100g
・バナナ 1/2本
・ミネラルウォーター 100cc
・ココア 適量
<作り方>
・バナナとヨーグルト、水をミキサーにかけます。
・お鍋に移してひと肌程度に温めます。強火にすると焦げるので弱火~中火で。
・仕上げにココアをかけるとコクがでて美味しいですよ。
リンゴ
ペクチンを含んだ水溶性食物繊維。腸に優しい食べやすい食材です
りんごに含まれるペクチンはとても豊富で、特に皮に多く含まれているので、出来れば皮ごと食べるのがおすすめです。
りんごは誰でも知ってるお腹にいい食べ物ですよね。
私がおすすめする食べ方は、バナナと同じくホットスムージー!
作り方は超簡単です!リンゴをすりおろして、もしくはミキサーにかけて、すりつぶしたあと、鍋で温めるだけです。
ポイントは、鍋に一緒に生姜やレモン汁を少しいれると風味とあったか効果が得られます。
ヨーグルト
発酵食品。乳酸菌やビフィズス菌を含む。下痢をすると善玉菌が減少してしまいます。ヨーグルトを食べて善玉菌を増やしてあげましょう。
善玉菌を毎日補充する事で腸内の環境は安定し、下痢や便秘をしにくい体を手に入れる事ができます。
善玉菌の増やし方としては、
・発酵食品を毎日食べる!
・善玉菌の栄養となる食べ物を食べる!
発酵食品は、ヨーグルトだけでなく、納豆や漬物、チーズなんかがあります。
善玉菌の栄養となる食べ物は、オリゴ糖などを含む、バナナとかがおすすめです!
ヨーグルトバナナは整腸作用にはおすすめなので、ぜひ試してみてください。
うどん
うどんは栄養面でも優れていて、体を動かすときに必要な糖質が豊富なんです。
体力が低下している時などにおすすめです。
スーパーなんかに行けば、生めんのうどんは低価格で売ってます。食べ過ぎはよくないですけど、調子を崩しているときは、暖かいおうどんを食べて、体力回復しておきましょう。
おすすめ食材を使った簡単レシピ
素うどんがおすすめ!
下痢をして固形物を食べられようになった時に少しずつ食べて下さい。
出来れば、てんぷらや肉類は下痢によくないので入れないようにして下さい。
せっかく、うどんで栄養をとって、腸の調子も整えているのに、消化がわるいてんぷらや肉系などを食べてしまっては台無しです。
シンプルなうどんだけを頂いてくださいね。
ニンジンとジャガイモのおかゆが最強!
腸に優しい、人参やじゃがいもを入れて少しずつ食べてください。
ペクチンが消化器系の粘膜を保護して、腸内環境を整えてくれます。
刺激が少ないおかゆにする事で腸にも負担がかかりませんし、にんじんもジャガイモも柔らかくなって食べやすいのでおすすめです。
りんごとバナナとヨーグルトのはちみつ添えはすべてが入っている!
水溶性食物繊維と善玉菌とはちみつのパワーで腸を元気にしてくれます!
整腸作用があるリンゴやバナナ、腸環境を整える善玉菌を含んだヨーグルト、善玉菌を増やすバナナやはちみつ。
それぞれがお腹にいい働きを高めあっているいい事ずくめの食べ方です。
用意するものが少し多いですが、ホントに調子が悪い時は試してみてもいいかと思います。
ポトフ(人参・じゃがいも)洋風の味付けもおいしい!
人参とじゃがいものポトフ。水溶性食物繊維のダブル効果で腸を活発にしてくれます。
さきほどのおかゆと同じく、ポトフもニンジンとジャガイモが食べやすく、刺激がすくないので腸にやさしくおすすめです。
和風の味付けに飽きたら洋風もいいですね。
りんごのグラッセ!デザート感覚で腸を整える!
りんごを煮てはちみつを入れるだけの簡単レシピ。
りんごをすりおろして、はちみつと一緒に鍋で少し温めるだけです。デザート感覚でやさしく食べれるのでおすすめです。
砂糖を使用しないので、ダイエットにも効果的なメニューなんですよ。
どれも簡単にできるお料理です。下痢が止まらない時にはお腹を刺激する食品はさけ消化吸収のいい食品をとりましょう。
まとめ
お腹を下している時はとくにこれらの食材がおすすめ!
・じゃがいも
・はちみつ
・バナナ
・リンゴ
・ヨーグルト
・うどん
お腹を下している時に取りたいメニュー!
・ニンジンとジャガイモのおかゆ
・りんごとバナナとヨーグルトのはちみつ添え
・ポトフ(人参・じゃがいも)
・りんごのグラッセ
食材からメニューまで簡単に出来るものをまとめてみました。
今回紹介してメニューは下痢予防にもなるのでぜひ普段から取り入れてみてくださいね。
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