風邪で下痢症状がでてしまったら、下痢止めを飲まず、治すことが一般的です。
風邪症状をともなう下痢は、細菌やウィルスを便として排出するので、強制的に下痢を止めるとかえって治りが悪くなるのです。
しかし、仕事などで下痢をすぐにとめたい場合もあるかもしれませんので、下痢症状によくきく市販薬をご紹介したいと思います。
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下痢症状がひどい風邪に効く市販薬3選
お腹の風邪は正式名称を感染性胃腸炎といいます。
感染性衣装円になると、細菌やウィルスを外にだしてやらないといけないため、下痢止めは飲まないで、整腸剤を飲みます。
整腸剤は腸、主に小腸の働きを活発にして消化を促し、腸内環境を整えてくれます。
私がおすすめする市販薬は
・新ビオフェルミンS(武田製薬)
・正露丸(大幸薬品)
・ストッパ下痢止めEX〈ライオン〉
の3つです。
私がこの3つをおすすめする理由
・新ビオフェルミンS
新ビオフェルミンSは、ヒト由来の乳酸菌によって、お腹の調子を整えてくれるお薬です。
3つの乳酸菌(ビフィズス菌。フェーカリス菌、アンドフィルス菌)が配合されていて、その3種それぞれが、それぞれの役割を発揮するバランスの良い配合です。
小腸から大腸まで腸全体に広く効くのが特徴で、腸内環境の改善に役立ちます。
ビフィズス菌は、主に大腸に住み着き、有害物質をつくる悪玉菌の繁殖を抑えることで健康な腸内環境へ導きます。
フェーカリス菌は、主に小腸に住み着き増殖性にすぐれ、腸内のバランスを整えてくれます。
さらにこの菌は他の2種の乳酸菌の増殖をサポートしてくれます。
最後にアンドフィルス菌は、主に小腸に住み着き、乳酸を作る能力に優れ、有害物質をつくる悪玉菌の増殖を抑えてくれます。
この薬は、生後3か月の赤ちゃんから服用できる優しい薬で、私の3歳になる子供もよく飲んでます。
・正露丸
天然成分の木クレオソートが、腸内の水分バランスを整えてくれるので、つらい下痢や腹痛の症状を軽くしてくれます。
正露丸は定められた量を食後30分以内に内服します。内服後30分程度で効果が実感できます。
また薬の作用も3~4時間持続します。
また、つよい殺菌力を持っていて、細菌による下痢によくきくので、おすすめです。
・ストッパ下痢止めEX
「水なし1錠」でおなじみの薬ですね。
宣伝文句にもある通り、屋外でも気軽に飲めるのがうれしいお薬です。
下痢の原因となる腸の異常収縮にはロートエキスが、腸の粘膜の炎症にはタンニン酸が。病原体の増殖にはベルベリンが効果を発揮します。
水なしで飲めるので、どこででも飲めるのがいいですね。
下痢症状を早く治すコツとは?
風邪による下痢には、とにかく胃腸を休めることが第一です。
胃腸に刺激を与えるような、冷たいもの、辛いもの、油分の多いものは控えましょう。
おかゆ、野菜スープ、鶏のささみや白身魚、すりおろしりんごなどの、胃腸に優しい食事をとり、粘膜の炎症を悪化させないようにします。
また、激しい下痢が続くときは脱水症状に注意が必要です。
尿の色が濃くなり量も少なくなると腎不全を招くことにもなり大変危険です。
こまめな水分補給を心がけるようにしないといけません。
スポーツ飲料や経口補水液だと効果的に水分を補給できましが、白湯やカフェインの少ない麦茶を薄めたものでも効果が得られます。
市販の下痢止めの薬の服用は、ウィルスを体の外へ排出することを妨げるので、なるべく服用はさけましょう。
風邪による下痢は安静にすることが何よりの対処法です。
身体を休めることを第一にして、市販薬の使用は必要最小限にとどめるようにしましょう。
まとめ
風邪による下痢は、ウィルスや細菌を外に出しているので、市販薬の使用はできるだけさけましょう。
また、市販薬を使うとすれば、刺激の少ない整腸剤がおすすめです。
下痢はつらいですが、適切な処置で早く治してしまいましょう。
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